対象とする人たちがすでに Telegram を使っているなら、そこはプロダクトを届けるのによい場所になりえます。最初に決めるのは、人々がそこで何をする必要があるかです。ボットとの短いやり取りで済むタスクもあれば、フォームや一覧、ナビゲーションのある視覚的な画面のほうが向いているタスクもあります。
ボットと Mini App を組み合わせることもできます。私は、利用者の行動の流れをもとにそれぞれの役割を決めます。Telegram の外で起きることや、チームがサービスをどう管理するかも含めて考えます。
会話で完結するやり取りにはボットを使う
ボットは、メッセージやコマンドに応答し、ボタンを表示し、チャットの中で一連の操作を支えることができます。注文の確認、更新情報の受け取り、短い案内付きの申し込みなどに役立ちます。Telegram のボット機能ガイドでは、利用できるやり取りのパターンが紹介されています。
イベントのサービスなら、ボットが「チケットはどこですか?」に答えたり、利用者が必要なやり取りを始めた後でリマインダーを送ったりできます。長い質問を続けて並べる前に、利用者が今どこにいるのかを理解でき、間違えた答えをやり直せるかを考えてください。
視覚的な作業スペースが必要なら Mini App を使う
Mini App は、Telegram の中で Web ベースの画面を提供します。カタログを見て回る、一覧を絞り込む、詳しいフォームに入力する、アカウントを管理するといった用途に向いています。プラットフォームが対応している起動方法や機能については、Telegram の Mini App ドキュメントをご覧ください。
イベントの例なら、Mini App でセッションを比べ、チケットを選び、選択内容を確認できるようにします。ボットは、適切な通知や入り口の役割を担えます。二つの部分がどうつながっているのかがわかるように、全体の流れを設計します。
画面の裏で動くサービスを計画する
実際に動くプロダクトには、サーバー、データベース、決済連携、ファイルストレージ、管理ツールが必要になることがあります。記録をどこに置くか、誰が変更できるか、スタッフが問題をどう解決するかを決めてください。入り口が Telegram だからといって、こうした責任がなくなるわけではありません。
プロダクトが保存する記録と、それが必要な期間。
利用者が自分の情報をどう見られるか、スタッフがどんな操作をできるか。
既存の Web サイト、CRM、注文管理システムと連携するかどうか。
キャンセル、入力ミス、サポートの問い合わせにスタッフがどう対応するか。
動かし続けるためのサービスも予算に含まれます。プラットフォームの運用コストに関するガイドで、構成要素と、その請求について確認すべき点を説明しています。
本人確認、アクセス権、アカウント連携を決める
バックエンドは、頼りにする Telegram のデータを検証し、保護されたすべての操作で権限を確認する必要があります。画面に表示される名前や ID だけでは、その人が記録を見たり注文を変更したりしてよいという証明にはなりません。
すでに別の場所に顧客アカウントがある場合は、Telegram とどう連携させるかを決めてください。誤ったアカウントを連携してしまったとき、アクセス権が変わったとき、復旧の手助けが必要なときにどうなるかを確認しましょう。Telegram のドキュメントには Mini App のデータを検証する方法が載っていますが、アプリケーションには独自のアクセスルールも必要です。
購入画面を設計する前に支払いのルールを確認する
何を販売するのかを正確に説明してください。Telegram のデジタル商品の支払いに関するドキュメントでは、Telegram のアプリ内で販売するデジタル商品やサービスには Telegram Stars を使うことが求められています。物理的な商品やそのほかの流れは、該当するプラットフォームと決済事業者の要件に照らして判断する必要があります。
この判断は、購入の流れ、購入の確認、サポート、返金に影響します。支払いの流れを選んだり、連携の作業を見積もったりする前に、予定しているプロダクトについて最新の要件を確認すべきです。
最初の流れは的を絞る
まず、一つのタスクを最初から最後まで書き出してください。サービスをどう見つけ、どう開き、操作を完了し、うまくいかなかったときにどう助けを得るのか。対象の人たちが使う Telegram のアプリとデバイスで試してください。人々がプロダクトをどう見つけるかも決めておきましょう。Telegram 上にあるだけで、利用者が集まるわけではありません。
対象の人たちが Telegram を使う目的:…
支えたい主なタスク:…
人々が閲覧または入力する必要のある情報:…
既存のシステムとアカウントの要件:…
販売するもの(あれば)とサポートの進め方:…
私はボットと Mini App を、その周りのバックエンドや管理ツールも含めて開発しています。思い描いている利用の流れを送ってください。それに合ったやり取りの形を一緒に選びましょう。